数値化

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この間、とある集会での司会をさせていただきました。初めての経験でもありあまり良い出来ではなかったのですが、成長の機会と思い恥を忍んで練習をして臨みました。そもそもが初の経験だったので良いも悪いも基準がわからないのですが、自分自身が業務を習得してきた過程は、「できないことを出来ないで終わらせるのではなく、やってみる」なので、なんでも挑戦・経験することを今も心がけています。出来ないをやれるに変えることで経験を増やす、それが私自身のポリシーでもあり、今の姿でもあります。

お客様が増えてきて改めて思ったことなのですが、経営者の悩みは多岐に渡り、それでこそ経理処理というのは本当に悩みの中では重要でも枝葉末節なところであり、多種多様な悩みを抱えられている方が多いなといった印象です。

特に人事については、私が過去人事をやっていたこともあり相談を頂くこともあります。但し、コンサルタントが外の立場から社内人事に口を出すのはタブーとされていますので、人事に関しては相談のみに留めて明言を避けるようにしています。だからと言って全く名言を避けていては物事が進みませんのでフェアに物事を判断する、フェアネスを大事にしています。人対人、言った言わない、公正な立場から判断し、施策を指南することを心がけています。

しかし、人の心こそ水物だと思っています。今日はAでも明日はB、嘘慎は自分自身の中でしか心象がないのです。そのため、言質を取らない限りは公式な意見として尊重するのはお勧めできません。突き詰めていくと、機械的で人間的ではなくなってしまうため、正解がないので見失ってしまいますよね。

こういったことをあれこれ定義付けて哲学的に解決するのも一つの手ですが、数的に処理するのも一つの手かと思います。あれを失うと〇円、これを得ようとすると〇円。会計士的にお話しすると機会原価の話になりますが、数字は嘘をつきません。その代わり、人はうそをつきます。その水物であるという感覚も人ならではのものであり、AIで代替できるものではないですよね。

AIが人の経験をラーニングしたとしても、水物の感情や暗黙知は、当分はラーニングできそうにないです。それをラーニングできたら、それこそ銀河鉄道777(結構好きなアニメなんですけど私)が現実になりそうです。

関連する論点として労務のBS計上なんてものが私が学生のころからありますが、のれんは測れても人的資産を数値化するのは非常に難しいな、とも思います。人の能力や魅力を数値で図れるとしたら、それはそれでノーベル賞ものですね。

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