価値向上

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6月になりました。もう今年も半分が過ぎようとしています。早いものですね。サムネイルは横浜の船から見た光景です。その光景は人類の英知の結集だなぁ、と思いながら眺めていました。最近思うのは、成長の機会は自分で取りに行ったり作りに行かないとないのではないか、ということです。人から与えられるものでもなく、自ら切り開いて、志願して、立候補していく。そこで何か見つかることが多いのではないのでしょうか。・・・と言いながらも私は本当に環境に恵まれているところがあるので、自らの出来ることは小さいと常に考えるようにしています。自らが出来ると思えば、そこで成長の機会は閉ざされます。常に上を見て、よりよい年代や世代にして行けたらと思っています。

先日、監査論の短答式の解答出しに参加させていただきました。監査論の論文式試験には独立当初より関与してきましたが、久しぶりに短答式を受験生の方々が受ける当日に解かせていただきました。会社法の論点が複数あり、私が監査役として日々監査役監査を実施する中で解答が導き出せる部分もありましたが、うーん難しい笑。それでも会計士が一堂に会して問題を解くと、解が概ね揃うので不思議です。監査論がいかに実学的な分野であるかが見て取れるかと思います。学ぶことだけで仕事のスキルが上がる学問が監査論です。だから私は監査論が好きです。

さて、監査役としての仕事がまた増えることになり、プレスが出ています。就任は今月を予定しておりますが、会社のガバナンスを担うことはとても社会的意義があり、社会貢献度が高い仕事であると思います。いつも、お客様に伝えている、会社を大きくするためには?ということですが、ガバナンスの強化、会社の透明性の向上、株主価値の向上により会社が大きくなることはいうまでもありません。ただ、売上を上げれば会社が大きくなるわけでもありませんし、社長やその家族がお金を得て幸せになれば会社の価値が上がるわけでもありません。ベンサムの、最大多数の最大幸福という言葉があります。 最大多数の人が最大限の幸福を得られることが望ましいとするという趣旨であり、自分ひとりが幸福ではなく、社会全体の幸福に寄与できるような仕事をして、個人の幸福値を上げられればそれが一番の社会貢献なのではないでしょうか。

価値ある仕事をしていきたいと思いながら日々業務を行っております。この間のセミナーでは内部統制についてお話をさせていただきましたが、数多くの方々にご視聴頂き、ありがとうございました。

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