会計システム
システムナレッジ公認会計士ある程度、事業規模が大きくなってくると、経理担当者を配置して自社に会計システムを入れる検討をする必要があります。会計システムを主軸として業務システムの導入を検討すると、内部統制が適正化します。弊事務所は勤怠はジョブカン、会計はfreeeを使っています(代表の私はジョブカンコンサルタント、freeeアドバイザーです←宣伝)。
コンサルタントとしてシステム導入の案件、こと会計システムの導入案件に大企業・中小企業など企業規模に関わらず多数関与してきたのですが、一言、これは言いたいです。
あまりいろいろな会社の業務システムを入れないほうがいいです。
・・・思わず太字で書いてしまいましたが、いろいろな会社の業務システムを入れてしまうと、内部統制が複雑化します。例えば勤怠システムからCSVを吐き出して、給与計算ソフトに反映させて、給与計算ソフトの計算結果を会計システムに仕訳入力する。これは、自動統制ではないです。手作業統制が2つも介入してしまうことになります。手作業統制が介入するということは、そこで誤りや漏れのリスクが高まるということになります。勤怠管理・給与計算・会計ソフトが自動化しているから内部統制は自動化している、と考えられる方は多いのですが、API連携できない限りは自動統制とは言えないので注意が必要です。
内部統制の構築責任は経営者にあるとされていますが、好きな業務システムをいろいろ入れてしまった結果、どれも連携せず手作業統制になってしまう、という事象がよくみられます。好きな業務システムを使いたい気持ちは尊重しますが、結果業務工数が増加して負担となってしまうので、私は経営者様には出来るだけ同じラインナップの製品を使うことをお勧めしています。会計、給与計算、勤怠、請求書発行、債権債務消込…これらは連携しているのが望ましいと思います。
さらに言うと、会計システムを主軸に他の業務システムを選ぶことをお勧めします。それは、私が公認会計士で会計に拘りがあるから?と思われるかもしれないですが、それだけじゃありません。もし、会社規模が大きくなって上場を考えることになったとき、内部監査を実施することになったとき、全ての業務システムが会計システムに連携していないとすると、社内の工数が爆増するんです。手作業統制だとサンプル数が・・・とここからは監査の話になるのでいったんおいておきまして、会計システムを主軸に内部統制を構築することをお勧めします。
会計システム導入や業務システム導入の際はお気軽にご相談ください。会計ソフトは使用できないものはないです。そこが私の強みであったりします。