公認会計士の仕事とは?(学生向け講義)
ナレッジ公認会計士
10月も後半になりました。最近珍しく体調を崩し、これが年末年始で無くてよかったとは思いながらも、ハードワークをいつまでも続けることは限界がある、などとお客様とお話していてブーメランが刺さる日々を過ごしています。季節の変わり目ですので、皆様もご自愛くださいませ。
さて掲題の件ですが、私立松本秀峰中等教育学校にてキャリアの講義を行いました。
https://www.shuho.ed.jp/life/event/post_743.php
中学生、高校生向けのキャリア講義は何度目かですが、毎回本当に学びが大きいです。私はあまり人前で話すことが好きではなかったのですが、セミナーや講師業を通して「好きではない」を「出来る」に変えてこれたかなと思います。特に講義を受けた学生様の感想を得た時には、本当に感動してしまいます。自分自身は自信をもって話せなかったかもしれない、と内省したことも、自信に満ち溢れていて、カッコイイ!という感想を頂いたり。仕事の話をしていただけでも、全力で仕事を楽しんでいて凄い!という感想を頂いていたり・・・。何より、公認会計士になりたい!と感想を書いてくれた生徒様が多数居たことが、私の講義の意味があったとするところです。ちなみに、私はカッコイイといわれるのも嬉しいですが、一番言われてうれしい言葉は「おもしろい」です。
今回キャリアの話をさせていただくだけでなく、皆様に何か学びを得てほしいということで、クリティカルシンキングのお話をしました。公認会計士の独占業務である監査には、批判機能と指導機能があるとされています。クリティカルシンキングは、批判的思考であるので、公認会計士にも必要なスキルではないでしょうか。公認会計士に限らず、人生においても批判的思考は使えるのだと皆様にお伝えしました。AはA、といわれてそれを受け入れるのではなく、Bではないのか?Cじゃないのか?という、考えることが批判的思考です。人を見て泥棒と思え、のようなものではなく、ひとつひとつの物事には意味があり、その物事に対して「考える」ことが批判的思考です。人間、考えなくなってしまったらそこで成長は止まってしまうと思います。その思いが、若くて優秀な皆様へ伝わっていたら良いな、と沢山とどいた講義の感想を見ていて思いました。