桜花税理士法人
私の公認会計士試験

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2024.09.22

私の公認会計士試験

ナレッジ公認会計士

また1か月が経ってしまいました。もう3月決算会社ですと半期が過ぎ、12月決算会社ですと第4四半期が始まる時期ですね。秋らしい秋はまだ来ていないように思いますが、本日台風の影響で釣りが流れてしまったので事務所で仕事をしながら書いています。

最近、また外へ出るイベントがあり、出張もあり、何を話そうかと常に考えていますが、私の公認会計士の受験勉強について書いてみたいと思います。

①とにかくつらい

これを書くと目指す人がいなくなってしまうと危惧するのですが、とにかくつらいです。私は30過ぎてから会計士試験に合格したのですが、子供はまだ小さい頃でしたし、働きながらの受験という敢えてのハードコースを選んだので本当につらかったです。ご飯は10分で食べるなど基本的な行動は全てを最小限に抑え、勉強時間の最大化に努めました。自習室には家にある一番汚い服で行って誰も関わってくれるな!とピリピリしていました。そのため、受験仲間は全くいませんでした。受験仲間どころか友達の前からも勉強するからと消えました。常に順位表の自分より上の顔も見たことがない人たちをライバル視していました。歩いていると変な音楽が聞こえてきたり、気持ち悪くなってベンチで横になるということも多々ありました。私は決して自頭の良い方ではなかったうえ、30を過ぎてからの勉強だったのでとにかく「勉強時間の最大化」で人より多く勉強することに努めました。その結果、とにかくつらい、になったわけです。

②読んで書く

会計士試験の理論はとにかく量が多いのと、論文式試験で文章をA4×4枚書くといったような科目もあったので、書きました。教科書を写経しました。その内容も難解なものが多いため、声にも出して無理にでも理解できるようにしたりしていました。今考えると変な人でしたね。しかしこれがのちの仕事に役に立ったのです。調書化、というものです。ドキュメンテーションを行うことが監査手続上求められてくることから、書くこと、頭の中身を文書化できることの訓練をしていたのです。結果論ですが・・・

③仕事に役立つスキルが着いた

これは本当に公認会計士試験の受験勉強をするうえで大きかったです。特に監査論に関しては、監査のやり方が書いてありますので、学べば学ぶほど仕事のスキルが上がる不思議な学問です。特に主査をやる様になってからは、監査計画を策定するとき、アサーションに対する監査手続を設定する際など、様々な場面で監査論の教科書の画面ショットが思い浮かびました。監査論はわかるけれどほかの科目は?と思われるかもしれないですけど、例えば取締役会で何を決定するか、資金調達の際に会社法の知識が役立ちますし、経営状況の把握の際や内部統制の構築のときには経営学が役立ちます。当然、経理の知識がなければ監査は出来ないので、会計学は大いに役立ちます。特にグループ監査などで連結財務諸表に関する知識などはなければお話にならないため、役に立っていると言えます。私は激レア民法選択でしたので、契約法などについても今現在役に立っている場面があります。

私の受験勉強というテーマで書いてみましたが、公認会計士試験だけではなく、例えばスポーツで何かを成し遂げた、経営で何かを成し遂げた、大学受験で頑張っていい学校に入れたでもいいと思います。私には、それまで何かを成し遂げたことはなかったので、いつも自分に自信がなかったです。何をするにしてもこれでよいのか、それでよかったのか、自分は人より劣っていると常に考えていました。今もまだ人生の半ばですので、迷うことはないかというとそうでもないです。でも受験をしたことで全く自分に自信がなかったのに、自分に少し自信を持つことが出来たのです。それが、私にとっての公認会計士受験をしたことによる成功体験なのかと思います。

公認会計士になった後は、仕事内容も多岐に渡り選択肢が広がります。とにかくつらいかもしれませんが、私のように自信のなかった人間は、人生変えるくらいの成功体験が出来ます。皆様も、公認会計士を目指してみませんか?

次は、Big4の選び方でお会いしましょう(いつ書くかは未定です)

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