強みを知る
ナレッジ公認会計士日常この間、前オフィスにて新会社のHPの撮影をしていただきました。その一枚をサムネにしてみました。
さて早いもので、独立して1年、法人の代表として半年が経過致しました。私の場合は、周りの方々に支えられ、お客様に恵まれたため、なんとか今の姿があると思っています。法人である限りは、GoingConcern(継続企業の前提、会社が事業継続していくこと)ですので、今の現状に満足せず常に成長をしていきたいと自己研鑽に精を出していきたいと思います。
今回は、私が会社を立ち上げるとき大事にしてきたこと、こんなことをやってきたというお話をしたいと思います。まず、事業計画は3か年分、財務会計・管理会計一致の原則のもと作成してきました。そしてローリング予算で月次で見直しを行う・・・この規模の会社で酔狂かと思われますが個人的な趣味でもありますので、事業計画や予算はかなり精緻に作成するようにしてきました。参考になるかはわかりませんが会社を立ち上げたてのお客様にも自分の会社を例にして示すことはできるのではないかな、と思っていたりします。また、コンサルティングの手法でスタンダードであるSWOT分析ですが、こと私のような代表取締役一人の会社なので自分自身のSWOT分析をしてみたり。私はプロダクトを持っていないので、結局自分自身のSWOTになってしまうのですが…自分の強み、弱み。就職活動で散々行った自己分析を、会社として実施するとは想像もつかなかったです。
では、会社(自分)の強みとは何でしょうか。強みは弱みの裏側だということを自己分析の過程でも聞いてきたことと思います。私を例にとれば、強みはマルチタスクが得意である、ということですが、その裏側には同じことをずっと単調にやり続けることが弱みだということができます。また逆に、人前に出る事が苦手(誤解を恐れずにいうと、人前に出る事が苦手ではありますが、ソーシャル・パーソンとして人前に出る事は、訓練づけてきた過去があり得意ではあります。もともとの性格の話と思っていただければ幸いです)という裏側には、裏方としての役割が得意ということが言えると思います。自分の強みがわからないときは、弱みの裏側を考えることで強みを見出せることがあります。同じように、機会や脅威についても、そのどちらかさえわかれば反対側の解は導きだせることになると思います。言い換えれば、弱みを強みに変えることができるということですね。この分析手法を考えた人はすごいと思います。
私は昔から会社の経営に触れてきたため、感覚的に仕事をしていることもありますが、結局は自分の強みが何かを理解して、弱みをいかにカバーして経営を行うのかがキーになるのであり、そのためにも明確に何が「強み」であるかを知るのが重要であるのかな、と考えております。それによって弱みを知ることができ、その弱みをどのようにカバーしていくか、が経営において重要なのかなと思っております。